古杜悟の頭の中


by koto_satoru

恒常的な歳入を確保

中曽根康弘著 自省録より

「財政赤字からの脱却を目指すためには、恒常的な歳入を確保できる間接税の導入は避けて通れない」

間接税、おおいに結構。直接税と間接税の使い分けについては、また後日私論を述べるとして、ここでは「恒常的な歳入を確保」しなければならないという考え方について、違和感を表明したい。

この考え方は民間では通用しない。

「予算」達成に救急として営業をしている民間には、「恒常的な」売り上げという概念は存在しない。商品やサービスの質や量を向上させ、マーケティングを効果的に行い、営業が売り、ライバル会社と競争するのだ。
お客様はきまぐれで移り気で、身勝手だから、繋ぎとめておくために多大な努力が払われるのだ。そうしないと負けてしまう。
負ければ淘汰される。公正なルールの下で競争しないと糾弾される。

しかるに、なぜ、歳入は「恒常的な」ものとして「確保」されなければならないのか。

納税者は公的・行政サービスの対価として地方税を払っている(このところはちょっと難しい。同じサービスを受けていても、納税者の所得に応じて、対価に相当する税金額が異なるから。累進課税に文句がないわけではないが、富の再分配という視点では合理的な仕組みであると評価している)のに、きまぐれで移り気で、身勝手になれない。
住所によって、カネを受け取る側に首根っこを捉まえられ、納税金額を示され、びた一文負からん、期限が過ぎたら追徴だと脅される。

喜んで払う、納得して払う、という気が失せる制度ではないか?
脱税に走るよう、精神指導しているのではあるまいか?

私のようなサラリーマンは、税金が給与天引きだから、納得もなにもなく、ただ名目と手取りの差にため息をつくばかりなのだが、あるとき....(以降、次号)
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by koto_satoru | 2004-09-20 11:44 | 地方自治